暇人のひとりごと。

アラサーの日常

思い出す

このくらいの時期になると必ず思い出してしまう事がある。

それは高校受験。

人生で初めて面接をしたのが私立の高校だった。
個人面談でとにかく緊張していた私。
面接をする部屋まで在校生の方が案内してくれた。ガラスの扉をノックしどうぞと呼ばれる。私はドアを開こうとドアノブに手をかけた。ドアを押したが開かなかったので引いてみたが開かず、そこでパニックになった私。ドアノブがガチャガチャなってる様子をガラス扉から見ていた面接官達がやべぇって顔で扉を開けてくれた。緊張するよね、大丈夫だから!って言ってくれた。その後無事合格した。
公立高校の受験も一波乱あった。
試験の前日に友達と今更勉強しても意味ないよねーみたいな事を話してて真に受けた私はKAT-TUNのビデオを見てた。
私は数学が苦手だった。その数学のテストの最中鼻水が絶え間なく出てきた。ティッシュがなかったので制服の袖で少し拭ったがちょろちょろ出てくる。その頃には試験どころではなく鼻水
をどうするかしか考えられなかった。その様子を見てた試験官が気を使ってカーテン閉めようか?と言ってくれたがティッシュ下さいと言えずに試験は終了した。そんな感じで公立高校は落ちてしまった。鼻水のせいではないし試験の前日にKAT-TUNのビデオ見てたせいでもないただあんまり勉強してなかっただけだ。
努力をするのが嫌いだったから受かる訳ないってわかってたけど実際もし受かってたら私の人生もっと楽しかったのかもしれないって今でも考えてしまうのだ。
恋人を作るとか結婚とかも同じなんだよな。どうせ私なんかって自信が無くて紹介とかされても気が向かず。今よりもっと年齢を重ねたらあの時なんで頑張れなかったんだろって安易に想像できてしまう今の現状がすごく嫌だ。
他人はきっと試験の前日みたいに今更勉強してもーみたいな話をしてても家に帰ると勉強してるしきっともっと前から勉強してるだから合格する。
大丈夫かな私。